
聾啞史3.0
~改良・修正(update)から移行(upgrade)~
令和8(2026)年2月の例会では、平成10(1998)年1月に発行された伊藤政雄の『歴史の中のろうあ者』を取り上げ、批判を試み、最新の知見を紹介しました。なんと28年以上も改良・修正(アップデート)されてこなかった!!この間にどれだけ、どこまで解明が進んだのか、整理できているのはほとんどいないんやないかな。我が國全体のだけでなく、本県についても本会会員が頑張って、少しずつ研究成果を発表していますが、まだまだです。もしかすると、移行(アップグレード)の必要があるかも知れません。





昔から受け継がれてきた手話は本会、関東唖史研究会(旧聾唖史研究会)、四国学院大学で学べます。
古来からの手真似・手話に立ち帰る
聾啞史の立場から今日の〈手話〉に真っ向から向き合う試みです。
「聾啞史×手話言語学」
最近のSNS界隈では、手話歌、NMなどがアップされ、日本手話を擁護する動きもあり、それはそれでよいことなのですが、〈手話〉の素顔(本質)、それは明治・大正・戦前の聾啞人が暮らしのなかで使っていた手真似に残滓をみることができるにも関わらず、時代の趨勢は日本手話、手話言語へと向かっています。古来からの大和言葉のココロが手話に反映されていない、または薄れてしまっているのではなかろうかと危惧します。そのあたりの認識を再確認するべく、 長年聾啞史や手話教授法を専門にしている二人、芦屋川手話cafe&BAR〈Knot〉店主が登壇、徹底的に〈手話〉を手話で思考、批判、忖度なしでトークを繰り広げます。

令和8(2026)年度例会
年4回開催。

皐月例会
開催日:5月17日(日)
会場:西宮市立高木センター
「聾啞史研究最前線における手話通訳」「兵庫縣立聾啞學校に學んだ朝鮮人」

葉月例会
開催日:8月8日(土)予定
会場:未定
内容は開催後に掲載します。

霜月例会
開催日:11月14日(土)予定
会場:未定
内容は開催後に掲載します。
令和における聾啞史
「聾啞史×paradigm shift(パラダイムシフト)」

統計・『聾啞界』・寫眞
数値からみえてくる実態、史料から当時の動きや動機、解き明かしによって、浮かび上がる当時の暮らし。
地域史
私立神戸聾啞學校 日本聾啞協會神戸部會 兵庫縣立聾啞學校 姫路聾啞教育研究所
国会図書館(NDL)
『聾歴史研究』に掲載された兵庫県関係の投稿を検索できます。
取り上げたテーマ
公表済みですので、関心がおありの方、講演依頼はXのDMなどでお問い合わせください。担当した講師にお繋ぎします。
「兵庫県における聾教育の源流をさぐる」(平成27年)「明治期の統計からみる兵庫県下の聾啞児数」(平成29年)「統計学と盲啞」(平成29年)「明治後期・大正期・昭和初期の統計や県会史からみる兵庫県における聾啞教育」(令和元年)「盲啞教育から内務省・官僚による聾啞教育への変遷」(令和3年)「兵庫縣立聾啞學校全焼の事実の検証」(令和3年)「日本聾啞協会と『聾啞界』」(令和4年)「府立校と市立校」(令和4年)「身近な聾啞史と兵庫縣人」(令和4年)「『聾啞界』×神戸部會」(令和5年)「植民地・外地の統計からみる大連盲啞學校」(令和5年)「神戸の手真似と手話はどこからきたか」(令和5年)「盲啞・聾啞學校と聾学校の寄宿舎」(令和6年)「姫路聾啞教育研究所」(令和6年)「日本聾啞協會神戸部會と神戸聾啞健歩會」(令和6年)「岡山県立盲聾学校寄宿舎火災」(令和6年)「但馬國と鳥取盲啞學校」(令和7年)「戦後の聾啞界と手話事情」(令和7年)「將來聾啞の美術に就て」(令和7年)「日本聾啞協會神戸部會體育部と陸上競技」(令和7年)「國際聾啞オリンピック前史と澤田邦男」(令和7年)「聾啞史研究最前線における手話通訳」(令和8年)「兵庫縣立聾啞學校に學んだ朝鮮人」(令和8年)




平成を駆け抜けた一聾啞のあゆみ
兵庫県立御影高等学校から兵庫県立神戸聾学校高等部普通科Cコースへ編入(平成2年)神戸少年鑑別所入所(平成2年)京都学生手話サークル(平成5年)関西学生手話サークル(平成5年)「聾啞者の立場から診た佛教大学」(平成5年)「手話サークルを憂える」(平成6年)「手話は特技か?」(平成6年)「『みぶりてぶり』を憂える」(平成6年)「家庭と家族」(平成6年)「手話サークル員に対する警告」(平成6年)「手話サークルの終焉」(平成6年)「近コンと関わって思うこと」no.1-16(平成6-10年)渡米(平成7年)『礎』第一回福祉セミナー(平成7年)身障青少年の国際体験事業でドイツ・オーストリア・ハンガリー・フランス(平成8年)「再構成」(平成8年)児童福祉グループ「かけはし」第一回ワークショップ(平成8年)全日本ろう学生懇談会初代事務局長(平成9年)日独ろう青年交流(平成11年)4th DHI Conference in USA(平成12年)「〈心〉のケア?」(平成12年)「保障から想像へ」(平成14年)「〈手話の〉導入?」(平成14年)5th DHI Conference in France(平成15年)「主語と述語の統一を目指して」no.1-3(平成16年)「新家庭と家族」(平成17年)「社会のなかでのろう者」(平成23年)DEAF MIXED MARTIAL ARTS CHAMPIONSHIP(平成24年)デフ・テーマパーク(平成25年)「手話の解体と創造」(平成27年)「〈耳が不自由〉から〈ろう文化〉へ」(平成27年)『つれもていこら』(平成28年)
平成10年から「手話」講義を担当して29年
「手話の構造を考へる」「手話文」「手話文と認知」「認知から発達」「発達と会話」「会話と文(構造)」「文(構造)の変化」「身体と世界」「身体とことば」「身体からことばへ」「身体と場」「場からの展開」「場からの応用」「場の談話」「場の談話から文脈へ」「意味と通訳」など
聾啞史研究最前線
今更ではあるけれども歴史認識と歴史意識を見直すべき。
聾啞史をきちんと読み込んでいれば、今日の「日本手話」はもはや「口手話」「手口話」と同義であり、手話教育時代の「手話」とは別物になってしまっていることは明白。
「ろう者」にしても「聾者」「Deaf」から来ているが、かつては「中途失官者」のことを指しており、「ヲシ」「啞」ではなかったことにも注意すべきで、無用な混乱を引き起こしてしまっていることをもおさえておかねばならない。
関東唖(啞)史研究会 加藤(岡本)洋
兵庫聾啞史同好会 水澤学

